大阪市職業リハビリテーションセンター
【2023年度ワークアドバンスト科修了生の体験談です】
私は調子の浮き沈みが激しく、自分の病気をしっかりと向き合ってこれていませんでした。
何か行動したいと思っても、長いブランクが足を重くしていました。
職リハに入校しようと思ったのは「就職したい」と考えても何から手を付けていいかわからない状態でしたので、仕事に必要なスキルを身に付けたいと考えて、とりあえず1年間頑張ろうと思い決意をしました。
訓練で印象に残っている講座はアサーティブ(コミュニケーション)とビジネスマナーです。
アサーティブでは行動と考えを一緒にしないことの重要性を学びました。自分は考えたことをすぐに行動してしまう癖があり、自分は思考と行動をちゃんと区別していく必要が今後もあると思っているところです。他にも自分で考えて行動した結果は自分で責任をしっかりと負うということも自分の中ではすごく響きました。
ビジネスマナーでは常識として知っている部分もありますが、きっちりと知らない部分も多くあり場面ごとの必要なマナー知識を知れたのはよかったです。
後はプレゼン大会が印象に残っています。一からグループで成果物を作る難しさを知りました。順序や意見をどこまで取り入れるのかなどチーム間の問題もあり今後の成長になりました。
就職が決まった時の気持ちとしては不安と期待の半々です。
面接の回数も実習の回数も少ないと感じていた自分は、経験をもっと積みたいと思っていたためすごく悩みました。
それでも今はとりあえずはこの1年間で教えてもらったことを大切にして社会で頑張ってみようと思いました。
今後の目標は仕事を続けていくことです。
自分にとって「継続する」ことが苦手なことだと思っているからです。
長い間社会に出ていなかったこともあり、不安に押しつぶされそうになることもありましたが、今は過去を振り返ることもできるようになりました。
変わりたいと思ってこの1年間がんばりましたが、今後もこの調子で頑張っていきたいと思ったのでとりあえず仕事を続けていくという事を目標にしたいと思いました。
1年間過ごしてみて、私たちが修了文集を作ろうとしたときにコンセプトが色と成長に被りました。障害は違うけどそれも個性だと思えるようになったのはこの1年で皆が成長できたからだと思いました。
アサーティブの講師である谷水先生もおっしゃっていましたが「一度できた縁はなくならない」とおもっているので、今後も困ったことがあったりしたら助け合ったり、アドバイスができるような関係になっていけたらいいなと思います。
1年間ありがとうございました。
まずは毎日来ること、報連相をしっかりすること、そしてチャレンジをすることこの3つを頑張ることが一番の近道だと私は思いました。
1年間を正しく使うためには自分が何をしたいのか、どういうところが困っているのか、自己理解をするところから始めるのが肝心だと思います。私もこの1年階段を上るようにすこしずつ成長してきたように皆も成長できることを祈っています。
ワークアドバンスト科 16期生 まっちゃん