芽生え

入校にあたって

Q 入校のきっかけは何ですか?
A 心臓の手術を受けてから体調が優れず、再就職もできずに途方に暮れていました。救いを求めてネットを検索していたら、職リハの情報を見つけたのでハローワークに相談して見学に来ました。私(42歳)よりも年上の受講生の方から説明を受け「私でもここで就職が決まった、あなたはまだまだ若いのだから何の問題ない。」と励まされた時に、受験を決意しました。
Q 入校試験(筆記試験)は難しかったですか?
A 試験自体はそんなに難しくなかったと思います。ただ、再就職は半ば諦めていたので「ここが駄目なら後はない。」という気持ちで試験に臨みました。面接重視なので、試験よりも面接でしっかり自分の気持ちを伝える事のほうが重要かもしれません。

訓練期間について

Q 職リハの雰囲気はどうですか?
A 「良い」と感じる人と「悪い」と感じる人が居ると思います。職リハは「学校」ではなく「会社」として訓練を積む場所なので、「学校」の延長として捉えていると「悪く」感じるだけになるかもしれません。ここで「会社」としての経験を積むことができれば、内定だけでなく、社会で生きていく様々な知恵を教えて頂けるので、じわじわ「良かった」と思えてくるのではないでしょうか。
Q 入校して取得した資格は何ですか?
A 情報処理技能検定 表計算2級・パソコンスピード1級・日本語ワープロ2級・ITパスポート・日商簿記3級(2回落ちて3回目に合格・・・。粘り勝ち?)
Q 訓練の中で力を入れた事は何ですか?
A とにかく、職リハに通いながら自分の体調を整える方法を模索しました。食事・睡眠・服薬・運動・読書・瞑想・サプリ・マッサージ・メタ認知・アロマテラピー・・・等々、名の付く健康法や考え方を色々と試してきました。その甲斐かどうかは分かりませんが、現在は肉体的にも精神的にも落ち着いてきました。
Q 入校して一番印象に残っている良かったこと、大変だったことは何ですか?
A 良かった事は、人生で二人目の尊敬できる人に出会えた事です。大変だった事は、やはり体調管理でしょうか。倒れる度に自己嫌悪に陥っていましたが、その方から何度も助言を頂いたことで、ずいぶんと気持ちが楽になりました。一番苦しんでいた時に、来る予定のないその方が偶然目の前に現れた時は、何の冗談かと思いましたが、そこが転換点だったように思います。その時、私も苦しんでいる人の助けになれる力を持って、その人の傍らに導かれるような人になりたいと心から思いました。
Q 成長につながった訓練内容は何ですか?
A 簿記・PC・ビジネスマナー・コミュニケーション等、どれも実務に深く関連づいた内容で、成長に繋がらないような講座は一つも無かったと思います。特に外部講師の先生方は、専門分野で実際に活躍されている方ばかりでしたので、その体験談や教訓を聴く機会を頂けたのはありがたかったです。

就職について

Q 就職に向けてどのように努力しましたか?
A 焦らない事に苦労しました。周りが次々と内定を決めていく中で、初めはとても焦りましたが、その時々で相談に乗ってもらえたおかげで「成るようにしか成らないか」という気持ちが出てからは、とても気が楽になりました。結局、就職が決まったのは修了式2週間前と、ギリギリも良いところでしたが、今思えば焦って悩むよりも、今行っている訓練から、自分をどう形作るかで、流れ着く先も変わってくるようなので、そこを重視したほうが良かったかなと思います。
Q 自分が望む就職先へ就くことができましたか?
A 「今」私が思う就職先には就けたと思いますが、「今後」どうなるか、どうするかの方が大切な気がします。実際に業務を始めて「ここに就職できて良かった」と思えるような勤め方ができた時にやっと「自分が思う就職先」だった事に気づくのではないかなと思います。

メッセージ

Q 今後の目標はなんですか?
A まだ自己管理の甘い部分があるので、それを直して、安定的に長く働ける生活リズムを確立することが第一目標です。その後はしばらく、これまでお世話になった方々への恩返しに追われる日々になりそうです。たぶん死ぬまでに返しきれないでしょう。
Q 自由な一言
A もしかしたら、私が嫌いだった「無駄な事」にも何か理由があって、「時間の浪費」に見えていた事でも、それは何かが変わる為に必要な時間だったのかもしれないと思えるようになりました。怠けるでもなく、焦るでもない。結果的に、その先へ進む為に力を蓄える場所が、私にとっての職リハでした。この歳になっても、やってみないと分からない事だらけというのは、正直不安でもありますが、最近はちょっぴり楽しみでもあります。そう思えるようになったのは、とりもなおさず職リハの職員や外部講師の方々の教えあってこそです。この場を借りまして、熱心にご指導頂きました事に感謝し、改めてお礼申し上げます。